粗品がYoutubeでやってる「ツッコミマン」が、大々的にテレビで大会として開催されるということで、まあ結構期待してたんですよ。
最近のやつは見ていなかったんですが、好きな芸人が割と出てくれる企画だったので。
録画して奥さんと一緒に見たので、リアタイ勢みたいに評論家気取りはできなかったのですが。
せっかくなので、出場芸人12人について短めに好き勝手語らせてください。
(結果ネタバレあり)
「このツッコミが特に面白かった」みたいなのは、Twitter(自称X)で画像付きでたくさん語られていると思うので、ここは硬派に文字だけで、全体の感想をまとめてみます。
Aブロック出場者
ワキユウタ(ゼロカラン)
後から書いているので、嘘だと思われるだろうけれど、決勝は「ワキ VS ひわちゃん」になると本当に思っていた。
去年のM-1敗者復活戦でネタを見て、めちゃくちゃ良いツッコミだなと思っていたので。

そのときの記事でも、こんな風に書いていました。
※当時の感想記事からの抜粋
「無課金おじさん」とかもそうだが、たとえツッコミ挟みたい欲が強すぎて、ちょっと序盤でお腹いっぱいになってしまう。
「ストリートビュー」のように、めちゃくちゃ刺さるやつもあるだけに、弱いワードが逆に目立ってしまうんじゃないかな。
ワキが言いたいツッコミのためにネタがつくられている感があったので、この競技で自由に踊れるのは本当に向いているのではないかと思う。
そもそも勢いと声がツッコミとして優秀すぎるよな。
隣の村田が本当に勢いだけのときもあったので、その分ワキはワードチョイスのセンスがより引き立っていたような気もする。
村田大樹(ド桜)
「三振か2ベースか」みたいな感じだった。
ホームランにはならないけれど、割と高確率で面白いものも出ていた感じ。
割とほかの芸人よりはまっすぐツッコんでるところもあったけれど、普通に面白かったです。
スターの数はAブロックで一番少ないものの、ゴールデンスターの恩恵を唯一受けての予選突破。
こっちはまだ納得できたかなぁ。
正直自分でも「これは弱いかな」と思ったものは、我慢して捨てる勇気があればもっと評価されそう。
ただ、おそらくこの人を好きなファンはそれを求めていないのだろうな。
檜原洋平(ママタルト)
優勝するだろうし、してほしいと思っていたし、やっぱり優勝した。
まあ好きだから、贔屓目はありますよね。
ほぼツッコミ対象が無に近いようなものを相手にしたら、ひわちゃんの激長ツッコミはちょっと有利すぎるな。
このメンツが相手でも、5回中3回くらいは優勝できるだろうと思っている。
ただ、強すぎるせいで、柔道やスキージャンプみたいに、勝ち続けるほど不利な競技に変わっていきそうだ。
肥満が先行して売れてしまったけれど、もう一度ひわちゃんのツッコミがフィーチャーされればママタルトはもっとお茶の間人気も高くなると思うし、そうなってほしい。
ただ、その分M-1で好成績残すのは厳しくなりそうだなとは思っているけれど。
大食いトーナメント ⇒ プロゲーマーの流れで、M-1を優勝するところを見てみたいのだが。
伊藤俊介(オズワルド)
M-1優勝を目の前で逃したあのとき以来、うっすらと面白くないイメージがついてきてしまっている気がしている。
2年前まで「好きな漫才師はオズワルド」と言っていた自分として、本当に悲しいし、実際面白くないかもしれないと思うときが増えてしまった。
大の大人が毎回遅刻すんなよ、マジで。
イワクラと別れて好感度が下がったとかではなくて、変なイメージがついて、本人もやりづらいんじゃないか。
漫才やツッコミよりも「芸人同士で付き合ってる人」「フラれたのをネタにテレビに出てる人」みたいな。
ネタでも爆笑とるときは「はったおすぞ」くらい声張るのに、今回は「いったんやめさせてもらいます」のトーンでの優しいツッコミしか出なかったのも残念。
自信がなくなっているようにも見えてしまうし、もう一度M-1の決勝に直で進出するくらいのネタをつくってほしいよ。
町田和樹(エバース)
いつもどおりめちゃくちゃ緊張していたし、敗退後の観覧席でも1人だけ偉そうに腕を組んでいたのが最高に町田だった。
町田はそれで良いと思う。
町田の良いところは、何を言うか(ツッコむか)というよりも、町田の立場とキャラクターでそれ言うんだみたいなところを楽しみたいと思っているので、ちょっと適性が合わないようにも感じた。
今大会は、「たとえツッコミ」ができるかどうかの勝負みたいなところもあるので、直球で返した方が面白いタイプだと苦戦するよなぁ。
佐々木がカンペを出してくれる特別ルールなら、圧勝してもおかしくない。
赤木裕(たくろう)
面白かったのだけれど、M-1チャンピオン云々を肩書きに背負ったことと、何よりひわちゃんと同じブロックなのが不運だったのではないか。
長いツッコミ=檜原というイメージは広まっているので、ちょっと食傷気味というか、ツッコミ単体でジャッジしたら負けちゃうよな。
赤木は最後にグッと強いワードを入れるタイプで、檜原は道中がじわじわ面白いタイプという違いはあるけれど。
そう考えると、たくろうの漫才って、きむらバンドがあまり長ったらしくしゃべらないのが大きいのかもしれないですね。
普通のボケみたいに会話していたら、今ほどハマらないのかもしれないな。
Bブロック出場者
新山(さや香)
素人が言うのは失礼すぎるし今更だけれど、新山ってめちゃくちゃ実力あるんだなと最近気づいた。
全然似てないけれど、8年くらい後には川島みたいに全国放送のMCでぶん回している可能性も高い気がする。
普通にバラエティーでやられ役もやっているからプライドが高すぎるとかはないと思うのだけれど、うっすら外したときにスカすところがあるように見える。
見ている側はそこも楽しみたいのに、すぐ言い訳チックな補足が入ったり、「はいはいそうきましたか」みたいな感じを出したり。
ただ、5年くらい前は正直好きじゃない方の芸人だったのだけれど、今は素直に面白いと思う。
実力で黙らせてくれてありがとう。
関係ないけれど、ただそう呼ばれているだけでなく、「新山」「石井」と名字だけの芸名に決めているのを初めて知りました。
山本昌の逆版か。(マイナスター)
ガク(真空ジェシカ)
今回出ている12人の中では、一番好きな芸人なので、予選敗退は非常に残念。
谷と争ってどうかな…いや厳しいか…と思っていたけれど、最後に関係性の強い前田が上がってきたように見えて、正直それだけが今大会の不満な点だった。
独特な声とテンポと感情のツッコミなので、数打ちゃ当たる方式ができないのはちょっとこの競技だと大変なのかも。
動画のお題とかも含めて、ツッコミの大会というよりIPPONグランプリのような大喜利の大会だったので、川北が出るところ見てみたいけれど、実現しないだろうな。
トンツカタン森本
面白いことを考えられる人なのだろうと思うけれど、たぶん自分と声の相性が合わないんだろうなと思う。
何を言っていても、なんだか脳に届かないというか、面白いかどうかを判断するまで時間がかかると言うか。
『広辞苑横書きなことないだろ』みたいに、着眼点で勝負する(今回の競技は大体そうだが)タイプなので、ハマるときはハマるけれど、外すときは大きく外れそう。
前田とともに、スター自体は一番少ない状態でのゴールデンスターによる勝ち上がりだったので、やっぱりちょっとモヤっとはする。
粗品による大会なのでそれは良いのだけれど、やはり審査員が1人の大会になると競技という視点では文句が出るので、テレビよりもYoutube向きな企画なのかなと。
谷拓哉(パンプキンポテトフライ)
両ブロック通じて最多タイのスターを獲得しながら、結果的には予選敗退。
飄々としながら失礼も言えるし、数を打つのも得意そうだし、ゴールデンスターという制度がなければ、決勝まで見えていた可能性もあった気がする。
一方で腹を抱えて笑うような一発はないので、質の高いアベレージタイプかな。
コンビとしての漫才を見たことが、両手で数えるくらいしかない。
みなみかわみたいにピンの方が売れそうな気がするけれど、まあ今も同じように1人でしか見ないし、「パンポテ」という名前は多少浸透してきているので、特に問題はないのか。
さくらい(三遊間)
準決勝敗退となってしまったが、Bブロックで断トツの成績を残したように、予選では一番面白かった。
「991」に対しての『1000回声出して素振りしてるときに皆の数える声が一気に大きくなる回数か』は、予告でも流れてきたけれど、めちゃくちゃ良かったね。
Wikpediaを見たら
芸歴2年目の時に、お笑いであまり結果が出ていない人間が家に居ると雰囲気が悪くなると思い、毎週行っていた草野球で結果を残し、その話で家庭の雰囲気をよくしようと考え、毎週バッティングセンターに通い込み、シーズン打率3割3分8厘の結果を残した。
っていう謎のエピソードがあって、ちょっと面白かった。
というか赤木と同じ大学出身なんですね。
全体の1/5が京産大の大会、初めて見たかもしれません。(謎の着眼点)
前田龍二(シモリュウ)
ゴールデンスターのおかげで予選突破しましたが、準決勝では一番星が低く敗退。
正直印象に残るツッコミもあまりなかったですね。
個人的にあまり得意じゃないタイプってことなのかもな。
粗品との距離が近すぎるために、粗品からは評価が甘くなりやすく、反対に視聴者からはやや辛く見られやすいのはあるかもしれません。
まとめ「ツッコミスターは面白い”バラエティー番組”だった」
「ツッコミ=瞬発力が命」という感覚が自分の中にはあるので、正直この大会は「大喜利対決」の側面が強いように感じた。
1つのお題に対して考える時間もそこそこあり、発想力の勝負になっていた印象がある。(それが悪いというわけではなく)
ただ、序盤に出た回答と、じっくり考えた末の回答が同じレベルで評価されているようにも見えたので、そのあたりはもう少しメリハリがあっても面白かったかもしれない。
ツッコミ芸人の登竜門になるか
とはいえ、賞金やトロフィーが出るわけでもないので、「お笑いの大会」というよりは、1つのバラエティー番組として楽しむのが自然なのだろう。
(謎のバッジみたいな景品はあったが)
そういう意味では、「ツッコミスター」は間違いなく面白いバラエティー番組であったと思う。
楽しい時間をありがとう。
また、この「ツッコミ」を粒立てる大会を開催したことは、芸人が売れるチャンスを広げることにもつながっているはずだ。
ワキはこれからも見る機会が増えそうだし、個人的にはさくらいをもっと追いかけたいと思える大会だった。
今後も、漫才やコントではまだ日の目を見ない若手が、この番組をきっかけにハネる瞬間を目撃したいものである。
第2回はあるのか
もし「ツッコミスター」の第2回があるなら、審査方法やルールは少し変えても面白いと思う。
勝手にディレクターを気取って考えてみると――
- 各ラウンドを通して一番面白かった回答を選び、その人は一発勝ち抜け
- 回答回数に制限をつけて、早押し要素をなくす(IPPONグランプリとの差別化)
- 決勝を三つ巴にする(タイマンだとやりづらそうだったため)
- 決勝ではそれまでの全お題から好きな回答を選んで勝負できるように
特に最後の案は、後になって思いついた傑作が披露できないのはもったいないので、個人的には一番見てみたい。
自由度も上がり、今回のような決勝での”停滞”もなくなるでしょう。
または、短時間で決まりそうなので、それで敗者復活を行い、決勝は三つ巴にするのも面白いと思う。
どうですか、粗品ならびに制作サイドのみなさん。
あくまで一人の視聴者の思いつきです。
おわりでーす



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