【2025年】7月期 夏ドラマの感想とオススメ【中盤までを見て】

体験レポ/レビュー

夏ドラマも、早いものは5~6話くらいまで放送されました。
折り返しが近づき、各ドラマのストーリーが完全につかめるようになり、面白いものとそうでないものがわかってきましたね。

今回は、そんな夏ドラマの個人的な感想とオススメを紹介していきたいと思います。
主観マシマシなので、その点はご了承ください。

序盤までの感想は以下に書きなぐっておりますよ。
そこに書いたことは省略している部分もあるので、もし気になってくれた場合は読んでみてください。

中盤までの個人的ランキング

1位『ちはやふる-めぐり-』

「序盤までランキング」でも1位にしましたが、5話まで見たうえでも変わらずの1位です。
やっぱり青春モノは強いね…歳を重ねてより眩しさを感じて響くようになった気がしますね。
特に「“ドメジャー”じゃないジャンルを一生懸命にがんばっている学生」って作品が、個人的には一番刺さるのかも。

ちょうど5話までが、主人公めぐるの生き方、梅園高校メンバーが競技かるた部として結束していく様をしっかり描いていて、6話から新章に突入するところみたい。
毎話毎話、大げさじゃなく嗚咽をもらすくらい泣いているのだけれど、5話は本当に声を出して泣いた。
アラサーおじさんを大泣きさせるこの作品、見る価値アリでしょう。

2位『誘拐の日』

「序盤までランキング」では圏外にしていた作品。
正直1~2話くらいまでは「よくわからないなぁ」と思っていて、ちょっとリタイヤするかもしれないところでしたよ。

化けたのは3話から
これまでずっと謎に包まれていた妻の汐里(安達祐実)が登場し、話が見え始めてからが本当に面白い
5話まで見たけれど、今一番続きが気になる作品になっています。

3位『愛の、がっこう。』

こちらも「序盤までランキング」では圏外にしていた作品。
5話まで見て、ワンツーの2作品と違って結構迷うけれど、ベスト3に入れてみます。
得点ではちょっと低めにつけているけれど、似たような作品が多かったので独自性が高いこのドラマをピックアップしたくなった。

ストーリーにもツッコミどころは多いし、人によってはイラっとする場面も少なくなさそうだけれど、個人的には「どういう風に展開するんだろう」と毎回期待して見ています。
登場人物は割と全員好きになれないので、無理な人は最初から無理かもしれないな。

個人的ランキング一覧

1位.『ちはやふる-めぐり-』
2位.『誘拐の日』
3位.『愛の、がっこう。』

4位.『19番目のカルテ』
5位.『最後の鑑定人』
6位.『能面検事』

7位.『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』
8位.『しあわせな結婚』
9位.『明日はもっと、いい日になる』

10位.『僕達はまだその星の校則を知らない』
11位.『スティンガース 警視庁おとり捜査検証室』
12位.『リベンジ・スパイ』

13位.『DOCTOR PRICE』
14位.『FOGDOG』
15位.『DOPE 麻薬取締部特捜課』

16位.『量産型ルカ -プラモ部員の青き逆襲-』
断念『放送局占拠』
断念『こんばんは、朝山家です。』

月曜日放送ドラマ

明日はもっと、いい日になる

評価
8/11時点 5話視聴済
ストーリー(展開):★★★★☆
キャスト(演技) :★★★★☆
万人受け(クセ) :★★★☆☆

11/15点 (心にゆとりがあるときに見たいドラマ)

刑事を半ば失格となった夏井翼(福原遥)が、出向先の児童相談所で奮闘するお話。
バディを組む蔵田総介(林遣都)をはじめ、相談所の同僚たちの人間模様もなかなかに深く描かれている。

ストーリーはよくできているけれど、3話くらいまでは毎回翼が独断で動き、そこで生まれたトラブルを最後には一応解決して良かったね…というパターンが続く。
主人公のキャラクターと児相の大変さを印象づけるためなのだろうけれど、正直「いや何してんのよ…」と呆れて感情移入できなかったので、ここは人を選ぶかなと思いますね。

4・5話はそれぞれ蒔田向日葵(生田絵梨花)、蜂村太一(風間俊介)の仕事と生活を深堀りしたストーリーになっていて、これはとても良かった。
演技が変だなと感じるキャストもいないし、キャラクターもちゃんと伝わる配置になっていて、ここも好感が持てるポイントかな。

ただ扱う題材がやはり重たいので、気軽に見れる作品ではないかなと。
また、正直「泣けるな…」という感じでもないので、ちょっと見方は難しいかもしれませんね。
そういう意味で万人受けする印象はないかな。

僕達はまだその星の校則を知らない

評価
8/11時点 4話視聴済
ストーリー(展開):★★★★☆
キャスト(演技) :★★★
万人受け(クセ) :★★★☆☆

10/15点 (変に狙わず学園の問題を描いてほしい)

普通の人とは違う感性が邪魔をして、弁護士という仕事がうまくいかない白鳥健治(磯村勇斗)。
学校というものにトラウマがある白鳥だが、ひょんなことから共学化されたばかりの私立高校で、スクールロイヤー(学校弁護士)として派遣されることになる。
男女間の問題など、学校で立て続けに起こるトラブルに対して彼なりの目線で向き合うことによって、あのとき苦手だった学校への見方が少しずつ変わっていく…という話。

扱うトラブルが学校内のものということもあり、話によって当たりはずれが大きい
1話の「男女における性差から、制服の校則について議論を交わす」というのは、時代にも合っていてとても良かった。
一方で2話の「彼女に振られた男子が、その女子と新しい彼氏に対して『イジメられた』と騒ぎ立てる話」は、本当に稚拙で見ていて苦しかった。

実際、基本的には前者がベースなので、普通に面白いドラマだと思っています。
あえて重ねて言うけれど、2話が本当に酷い脚本だった…
ここで視聴するのをやめることも考えましたが、今は耐えてよかったかなと。

演技力は学生役の若い役者が多いこともあって、可もなく不可もなく。
ただ『ムムス』を始めとした、白鳥特有の言葉が随所に挟まれ、これが悪いアクセントになっている。
そんなに狙って連発しても「そのワードは流行らないし流行らせない」という気持ちになるだけなので、要らない要素だったのではなかろうか。
宮沢賢治推しの先生である幸田珠々(堀田真由)の設定もまだ活かされているように感じないので、終盤でどう回収していくのか期待しておきます。

FOGDOG

評価
8/11時点 3話視聴済
ストーリー(展開):★★★☆☆
キャスト(演技) :★★★★☆
万人受け(クセ) :★★☆☆☆

9/15点 (ノリについていければ面白い?)

人間の顔を識別できない相貌失認という症状を抱え、休職中の警察官である狗飼錐(平祐奈)。
捜査一課を追われ、「未解決事案総合対策管理室」に移ってきた猿渡響(丸山隆平)に駆り出され、未解決となっている事件の解決に奔走する。
錐は顔が認識できない代わりに、嗅覚などが優れており、その能力で過去の事件に新しい目線を向けていく…というストーリー。

まず、意図的に「古いドラマ感」や「メタ感」を演出しているように見えるので、かなり人は選びそうな気がする。
OPやEDも平成初期~中期っぽさがあり、平野綾に好き放題しゃべらせているのも昔の深夜アニメの香りがするね。
「そういうもの」として楽しめる人であれば、むしろ刺さるのかもしれない。

キャストは個人的に結構好き。
ただ、キャラクター的に仕方ないのだけれど、鼻をすすって匂いを嗅ぐシーンが多々あり、ちょっと耳障りだなと個人的には思ってしまうかな。

30分枠で短いため、サクッと見れるところは良いかも。
ただ3~4話なんかは内容が跨いでいるので、この雰囲気の作品なら、一話完結型でポンポン話が進んでいく方が見やすかったかな。

火曜日放送ドラマ

誘拐の日

評価
8/11時点 5話視聴済
ストーリー(展開):★★★
キャスト(演技) :★★★★☆
万人受け(クセ) :★★★★

13/15点 (わかってくると面白いストーリー!)

心臓病で入院続きの娘を持つ新庄政宗(斎藤工)。
治療費を工面するために、病院院長の娘である七瀬凛(永尾柚乃)を誘拐する計画を実行するが、なぜか二人は一緒に警察から逃走することになり…というお話。

ランキングのところでも書いたとおり、1・2話は正直世界観というか展開がつかめずに、「あんまり合わないかなぁ」と思ってたんですよね。
ただ、誘拐される凛の家庭に何があったのかがわかってくると、グッと引き込まれてしまった
政宗と凜の距離が縮まっていくのも、見ていてなんだかうれしくなる。

柚乃ちゃんの演技は凄いけれど、ちょっとほかの役の印象がもうついちゃってるのがもったいない。
これがデビュー作の子役とかだったら、もっとのめり込めたかもしれないな。
キャストは全員好印象だし、6話から山崎忠(深澤辰哉)の見せ場もありそうだから、ちょっと期待しちゃう。
ただ、ちゃんと追えれば絶対ハマるでしょう…と思えるくらい面白いけれど、序盤で脱落する人はいるように感じるかな。

スティンガース 警視庁おとり捜査検証室

評価
8/11時点 3話視聴済
ストーリー(展開):★★★★☆
キャスト(演技) :★★★
万人受け(クセ) :★★

9/15点 (どれだけマンネリ化しないか)

警視庁に新設された、囮捜査を実施する「スティンガーズ」。
何を考えているかわからない二階堂民子(森川葵)がリーダーとなり、”天性の囮”である乾信吾(藤井流星)を始めとしたチームで様々な犯罪を解決していく…というストーリー。

まずストーリーは結構面白い。
正直あまり期待していなかったのもあるけれど、「囮捜査ってやっていいのか?」みたいなところはちゃんと劇中でも触れていたし、それほど抵抗なく世界観は理解できたかな。

ただ、3話まででも展開に結構飽きている。
やらかす役はいつも同じ人だし、乾だけに無理をさせてピンチになるけれど、二階堂が何か裏でやって解決しました…という一辺倒感は否めない。
その3人以外のキャラが薄いように感じるから、1人1人の掘り下げ回が欲しいかな。

このシーン面白いでしょ?」という押しつけを節々に感じるので、ちょっと冷める人もいそう。
個人的にはまだ楽しめているけれど、演技のわざとらしさはそろそろ抑えてもらえると見やすいですね。

水曜日放送ドラマ

大追跡~警視庁SSBC強行犯係~

評価
8/11時点 5話視聴済
ストーリー(展開):★★★
キャスト(演技) :★★
万人受け(クセ) :★★

11/15点 (フィーチャーしているジャンルは面白いのだけれど)

事件現場に赴くのではなく、防犯カメラ映像や犯罪心理学を基に、裏で捜査を進める部隊「SSBC強行犯係」。
そこで機動分析担当として活躍する、元捜査一課の伊垣修二(大森南朋)のもとに、キャリア組の名波凛太郎(相葉雅紀)がやってくる。
本来影として活躍するはずのSSBCだが、名波の登場を契機に事件へより深く関わるようになり、捜査一課の主任である青柳遥(松下奈緒)とぶつかりながら手柄を立てていく…

ストーリーは面白い。
刑事モノが多いなかでも、ちょっと違う視点を掘り下げてくれるので、興味深く見ていられる。
ただ、毎回名波が『刑事なんだから、動かないとダメでしょう』『官房長官の甥である自分が責任を持ちます』と、伊垣を無理やり動かすというワンパターンなんですよね
「序盤までランキング」では3位に入れていたけれど、思ったよりは面白くならなかったなという印象はあるかな。

これはみんな言っているけれど、トリプル主演と銘打っている割に相葉くんの演技力が足りていないようには感じる…
アンチではないですよ。
松下奈緒のキツい雰囲気は、SSBCとの関係性がわかってくると納得できるようにはなったので、そこは評価を取り戻したところ。
八重樫雅夫(遠藤憲一)一課長の情けないパートは、ワンパターンだけど清涼感として好きですね。

ちはやふる-めぐり-

評価
8/11時点 5話視聴済
ストーリー(展開):★★★
キャスト(演技) :★★
万人受け(クセ) :★★

14/15点 (続編と侮ってはいけない青春ドラマ)

大人気作品である『ちはやふる』。
その10年後の世界を描いた、オリジナルストーリー。
幼少期のあるきっかけから「コスパ最優先」で、青春とは無縁の生活を送ろうとする藍沢めぐる(當間あみ)。
大江奏(上白石萌音)が顧問を務める競技かるた部で、かけがえのない仲間たちに出会い、少しずつ青春を受け入れることができるようになっていく、ある意味”スポ根”なドラマ。

原作の末次先生も直接ではないようだけれど、「共に紡いでいく」と書いているように、携わっているよう?
それもあってか、ストーリーはもう間違いない。泣ける。
まだ原作とのつながりは奏と数名の卒業生くらいで、これから千早が出てきたときにどれくらい話が崩れないかが大事かな。

キャストはもちろん若い子たちがメインなので、知らない役者ばかりだけれど、みんな一生懸命さが伝わって良いね。
個人的には白野風希(齋藤潤)くんのさりげないかっこよさが好き。

6話から新章に移り、ライバルになるであろう月浦凪(原菜乃華)との関係性がどうなっていくのか。
さらに盛り上がりを増していくのは間違いないので、自信を持ってオススメできる作品です。

最後の鑑定人

評価
8/11時点 5話視聴済
ストーリー(展開):★★★
キャスト(演技) :★★
万人受け(クセ) :★★

12/15点 (科学者が原作の本格的な作品)

科捜研を退職し、独自の鑑定所で”最後の鑑定人”として科学捜査の依頼を受ける土門誠(藤木直人)。
他人を、科学以外のなにもかもを信頼していない土門は性格に難がある。
心理学に長けた鑑定所事務員の高倉柊子(白石麻衣)、科捜研時代の知り合いで土門と深い関わりがある尾藤宏香(松雪泰子)の助力もあり、難事件の真相を解決していくのだった。

土門の空気の読めなさは、ちょっと度を超えているところがある。
なぜ尾藤は協力してくれるのか…とモヤっとしていた部分はあったけれど、4話でその理由も納得はできたので、土門の性格が少しずつ改善されていくのも、この作品の楽しみ方なのかもしれない。

ただ、高倉を「“変人”研究員」と表現しているのに、その設定が活きていないように思うんだよなぁ。
「人のウソを見抜くのが得意」「顧客に特製ハーブ水を飲ませて反応を見る」とあるけれど、土門の奇人っぷりとまったくつり合いがとれていないんだよね。
これからもう少し高倉の活躍を描いてくれる場面が出てきて、土門との信頼が築かれていくような描写が増えてくることに期待します。

木曜日放送ドラマ

しあわせな結婚

評価
8/11時点 5話視聴済
ストーリー(展開):★★★
キャスト(演技) :★★
万人受け(クセ) :★★

12/15点 (見たことがない種類のサスペンス)

法廷だけでなくテレビでも活躍する人気弁護士の原田幸太郎(阿部サダヲ)。
50年もの間「独身至上主義」貫いてきた原田だが、入院時に出会った鈴木ネルラ(松たか子)に一目惚れし、電撃結婚してしまう。
少し、いや大分変なネルラには、やはり隠している大きな秘密があって…

とにかく、松たか子の演じる「不思議な妻」の雰囲気が凄い。
同居するネルラの家族自体も、何やら全員裏がありそうな空気を醸し出していて、考察が捗るドラマという印象。

ストーリーは、ネルラの秘密が少しずつ露わになっていくサスペンス
原田側にも何か秘密があったり、過去に何かしらの接点があったりすると、さらに面白くなりそうかな。

演技や展開については、結構好き嫌いが分かれそうに思える。
最初あまり期待していなかったのもあって、見ていくうちに一番評価が上がっていったドラマかもしれません。

愛の、がっこう。

評価
8/12時点 5話視聴済
ストーリー(展開):★★★
キャスト(演技) :★★
万人受け(クセ) :★★

11/15点 (登場人物全員に感情移入できない歪な関係性)

厳格な家庭で育ち、不器用で生徒からも無視されるような現国教師の小川愛実(木村文乃)。
担任生徒を取り締まるために向かったホストクラブで、No.1を目指すカヲル(ラウール)と出会ってしまう。
当然交わることのない2人だが、まともな教育を受けたことがなく自分の名前を書くこともできないカヲルに対し、愛実は文字の書き取り練習を一緒に行うことに。
婚約者がいる愛実だが、「愛のがっこう」を続けるうちに、カヲルとの距離は縮まっていく…?

書いたとおり、登場人物全員が「良いやつ」ではない
だれにも同情できず、共感できない部分も多いため、ちょっと人を選ぶかなという感覚。
「いやいやいや」と口に出してしまうことも、何回かあったかな。
カヲルの弟分である竹千代(坂口涼太郎)の明るさだけが、心の清涼剤になって助けられている。

ただ、毎回続きが気になって終わる。
ストーリーが深いとか、よくできている話だとも正直思っていないのだけれど、なんだかんだ楽しんで見続けられている。
あまりハッピーエンドになる未来が見えないが、どういう風に着地するんだろうなぁ。

量産型ルカ -プラモ部員の青き逆襲-

評価
8/13時点 6話視聴済
ストーリー(展開):★★
キャスト(演技) :★★
万人受け(クセ) :★

7/15点 (プラモ好きなら面白いのかな?)

いつも2人で一緒にいる高嶺瑠夏(賀喜遥香)と瀬戸流歌(筒井あやめ)。
ルカルカと呼ばれる2人は、お菓子に釣られて廃部寸前のプラモデル部に。
少し変わった顧問の蓬田篤宏(岡田義徳)と一緒に、プラモデルを中心に学校生活を送っていく。

正直に言うと、何が面白いかわからない
ただ、プラモデルが好きなら面白いのかもしれない。
学園モノという要素は特に感じないので、「あぁそれそれ!」を楽しむドラマなんだろう。

おそらくターゲットが自分ではないというだけなので、評価するのはどうだろう…とは思いつつ、どういうストーリーを描きたいのかが伝わってこなかったかな。
乃木坂の2人が出ていなければ、見ていないと思う。
中途半端に男子を出すよりも、「なぜか可愛い女子たちがおじさんの趣味を楽しむ」深夜アニメのノリで攻めてくれた方が、まだ興味は持てたかもしれない。

金曜日放送ドラマ

能面検事

評価
8/12時点 5話視聴済
ストーリー(展開):★★★
キャスト(演技) :★★
万人受け(クセ) :★★

11/15点 (面白い脚本だからこそ背景をもう少し丁寧に教えてほしい)

ある失態をきっかけに、「能面検事」と呼ばれるほど情に流されなくなった、大阪地検のエース不破俊太郎(上川隆也)。
周りに遠慮せず、真実や事実のみを追求する不破には敵も多い。
そんなことはどこ吹く風と、振り回される事務官の惣領美晴とともに、未解決事件や不可解な事案をひっくり返していく。

しっかりとした原作があるだけに、ストーリーは掛け値なしに面白い
単純に引き込まれていくし、「ん?」と引っかかってしまうような矛盾も少ない。

ただ、本当に残念なのが非関西出身者の拙い関西弁
関西出身ではないのに、絶対これはおかしいと思うシーンが多々ある。

なかでも観月ありさが申し訳ないけれど、あまりにもひどい。
これだけで、見るのを断念しようかと思ったレベル…
なぜキャスティングしたのだろうか。
ナースのお仕事』以来、好きだったんだけどなぁ…

グッと世界観に引き込んでくれるストーリーなのに、ここでスッ…と引いてしまうんですよね。
また、大阪地検の内部でどういう争いになっているのか(本当にこういう勢力争いみたいなのはあるのか)、府警との関係性はどうなのかがイメージできない。
普通の刑事モノや学園モノと違って、慣れ親しんでいない世界だからこそ、ちょっとしつこいくらいにでも丁寧に描写してほしかったな。

DOPE 麻薬取締部特捜課

評価
8/12時点 5話視聴済
ストーリー(展開):★★
キャスト(演技) :★★
万人受け(クセ) :★★

7/15点 (シリアスにしたいなら設定が粗くない?)

新人麻薬取締官の才木優人(髙橋海斗)は、少し先の未来を予知することができる。
その能力を買われ、「特捜課」と呼ばれる特殊部隊へ異動となり、新型ドラッグDOPEに立ち向かうことに。
適当で気分屋にも思える、先輩の陣内鉄平(中村倫也)とバディを組むことになるが、衝突続き。
ほかにも”超能力”を持つ特捜課のメンバーとともに、不可解な事件の解決を目指していく。

本当に個人の感想なんですが、面白くないです。
ほかの視聴継続しているドラマは少なくとも楽しめる部分は絶対にあるのだけれど、これは素直につまらないかな…

まずどういう世界観にしたいのか、わからないんですよね。
DOPEを飲んで超能力を手に入れた犯罪者が、街中で暴れまわる…という展開が多いのだけれど、シリアスにしたいのかギャグテイストにしたいのかがわからない。

本当に無理だと思ったのが、2話の瞬間移動をする犯人と対峙したシーン。
相手が落下物に埋もれただけで「やったりましたわ」みたいな感じで油断して近づき、「え、いない!?」って、おかしいだろ。
命を懸けて戦っている設定で、超能力というものにずっと触れているのに、そんな適当な対応をするわけがない。

原作の小説があるみたいなので、元から面白くないのか、ドラマでの描き方が悪いのかわかりませんが、今期で一番期待外れでした。
俳優陣は悪くないんだけどな…

土曜日放送ドラマ

×放送局占拠⇒視聴断念

シリーズモノなようなので、今回は見送りました
気にはなっているのだけれど、世界観があまり受けていないよう?
面白いようであれば教えてください。

リベンジ・スパイ

評価
8/12時点 5話視聴済
ストーリー(展開):★★★
キャスト(演技) :★★
万人受け(クセ) :★★

9/15点 (世界観に入り込みづらいドラマ)

亡くなった兄のアイディアを奪われた復讐をするために、菅原優我(大橋和也)は死に追いやった会社にスパイとして潜入する。
スパイの一環として近づいた社長令嬢の藺牟田花(渋谷凪咲)は、世間知らずのお嬢様に見えるが、意外と庶民じみた一面も。
無理やりデートをこぎつけるなど、距離を縮めていくうちに、本当に恋に落ちていく…?

ストーリーは、特に可もなく不可もなく。
悪くはないのだけれど、「次の話が気になる!」という展開はないかな。

演技については、演技力がどうというよりは、変に「素の大橋」を出させるような場面が多くて、ドラマとしては残念。
メタ的な要素はいらないから、ちゃんと好青年菅原と社長令嬢藺牟田で勝負してほしいんだよな。

シャチがもっと鍵を握るのかと思ったけれど、実際はそんなこともなさそう?
中盤になって、ストーリー自体が盛り上がってくれると良いんですけどね。
今のところは、大して盛り上がりもなく30分が終わっているような気がしています。

日曜日放送ドラマ

19番目のカルテ

評価
8/12時点 4話視聴済
ストーリー(展開):★★★
キャスト(演技) :★★
万人受け(クセ) :★★

13/15点 (ドラマ単体として面白い!けれど余計な要素が…)

魚虎総合病院に、19番目の新領域である総合診療科が新設された。
専門的に病気を診るのではなく、患者を見てその人の問題を解決する総合診療医として、徳重晃(松本潤)が赴任するが、周囲の専門医からは半ば邪魔者という扱いを受ける。
しかし、徳重に感化され総合診療医へ転身した滝野みずき(小芝風花)を始め、真摯に患者と向き合うやり方が次第に認められていく…

原作の漫画は読んでいるので、やっぱりストーリーは面白い。
ちょっと原作とも違う部分があるような気はするけれど、しっかりと総合診療医の活躍が描かれていると思う。

キャストも、それぞれのキャラに合っているように思う。
滝野はどうなのかなと最初不安だったけれど、割と良い雰囲気になってきた。

そして、各話のゲストが素晴らしい。
特に、1話の患者役で出てきた仲里依紗は熱演だったね。
これが最初だったおかげで、期待できるなと思えたので、影のMVPだと思います。

ただ、メインで扱う患者以外に、ちょい役で有名人が出てくるのが正直残念
医療ドラマとして入り込みたいのに、そこでクスっと笑わせようとする必要あるかなぁ。
逆に言うと不満はそこくらい。
充分に面白いドラマです。

こんばんは、朝山家です。⇒視聴断念

2話まで見て視聴を断念しました
非常にストレスが溜まるだけのドラマで、不快中の不快。
3話以降を見たら面白いのかもしれないけれど、ゼロじゃなく完全なマイナス印象なので、これは無理ですね。

DOCTOR PRICE

評価
8/12時点 5話視聴済
ストーリー(展開):★★★
キャスト(演技) :★★
万人受け(クセ) :★★

9/15点 (どうしてもイメージと合わない部分が…)

医師だった鳴木金成(岩田剛典)は、「より儲かる仕事を見つけたから」と、医師専門の転職エージェントに転身する。
有能な事務の夜長亜季(蒔田彩珠)とともに、普通では実現しえないような好待遇で次々に転職を成功させていく。
ただ、鳴木が動く真の目的は、大金を稼ぐことではなかった。
すべては、医師の父を自殺へと追い込んだ極東大学病院が抱える闇や真実を解き明かし、復讐するためだったのだ。

これも原作の漫画は読んでいるので、展開は想定通り。
ただ、ちょっと「こんな感じだったっけ?」というところもあり、自分が忘れているだけなのかも。

俳優陣、文句はないラインナップ。
なのだけれど、どうしても主人公の鳴木がイメージと違いすぎる
漫画の方を見てもらえれば、だれでも「童顔で可愛らしいとも言えるルックスなのに狡猾」というのが長所だと思うんじゃないかなぁ。
声もかなり低いし重厚感があるけれど、もっと飄々と悪びれもなくしゃべるイメージを持っていたよ…

原作者たちが選んでいるわけなので、完全に自分が解釈違いを起こしているだけなのだけれど、どうしても気になって話が入ってこないんですよね。
岩田さんの演技が悪いとかではなくて、原作を知らずに見ていたらもっと楽しめたんじゃないかなぁ…

おわりでーす

   

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