【2025年】中日ドラゴンズ勝手に通信簿 中継ぎ・抑え投手編【異論は歓迎】

野球の話

10/1(水)、中日ドラゴンズの2025年シーズン143試合がすべて終了しました。
結果は63勝78敗セリーグ4位
短縮シーズンだった2020年以来のAクラスとはなりませんでしたが、3年連続最下位の「666」からは脱出することができました。

今回は完全に独断と偏見で、ドラゴンズ救援投手陣の通信簿をつけていこうと思います。
素人の戯言なので、意見が違っても怒らずに「ここ違うだろうが!!」と教えてください。

↓先発投手編はこちら↓

はじめ!!

2025年 中継ぎ・抑え投手 通信簿

よくできました

90 松山 晋也(5点)

防御率登板投球回勝利敗戦
1.545352.201
ホールドHPセーブ与四球与死球
5546111
奪三振奪三振率打者被安打被本塁打
7212.30207402
被打率失点自責点K/BBWHIP
.213996.550.97

2024年成績:59登板 54.1回 防御率1.33 2勝3敗41H 57奪三振 K/BB3.35 WHIP1.01

最多セーブのタイトル獲得!
1か月以上の離脱がありながら、セリーグの最多タイ記録となる46セーブ

昨年の最優秀中継ぎに続き、自身2年連続のタイトルとなりました。
この両タイトルを獲得しているのは、調べた限りだと46セーブでも並んだ岩瀬仁紀藤川球児のレジェンド2人だけ。
パリーグを含めると、武田久平野佳寿かな?
いずれにせよ、素晴らしい快挙です。

「ライデルがいるうちから9回を投げたい」と語っていたのは伊達ではなく、守護神に回っても成績を落とすどころか、大幅に向上。
投球回がほぼ変わらないなかで、特に与四死球が20→12と大幅減
無駄なフォアボールを出すことが少なかったため、安心して見ていられました。

奪三振率もルーキーイヤーの12.74から昨年は9.44と下がっていたものの、今年は12.30にV字回復。
K/BBを見ても、より手がつけられない投手になっていることがわかります。

投球の6割がストレート、残りの4割がフォークと、まさにクローザーという球種割合。
いずれも被打率は2割程度で、まっすぐでも空振り率が8.2%と優秀。
フォークも20.12%で空振りを奪っている。

間違いなく体には負担がかかるフォームなので、とにかく怖いのは勤続疲労だけ。
途中の離脱が松山にとっては必要なリフレッシュにな

がんばりました

50 清水 達也(3.5点)

防御率登板投球回勝利敗戦
2.245552.141
ホールドHPセーブ与四球与死球
30344211
奪三振奪三振率打者被安打被本塁打
478.08222490
被打率失点自責点K/BBWHIP
.25415132.241.34

2024年成績:60登板 58回 防御率1.40 3勝1敗36H 52奪三振 K/BB2.89 WHIP1.02

松山離脱時に踏ん張りきれなかった」、これに尽きるシーズン。
後から数字だけ見れば優秀なリリーフという印象を受けるが、Aクラス争いが激化した7月以降に炎上が続いてしまった。

3~6月までは防御率1点台の大活躍。
7月は6.14、8月が4.35という数字を見れば、息切れしたことが明白である。

「松山ではなく自分が9回に投げる」とライバル視していたこともあり、クローザーに回ってからの打たれっぷりには正直ガッカリしたが、2022年から4年連続50登板以上ではさすがに疲れも溜まるよなぁ。

2022~24年は、全体の被打率が2割前後と抑えていただけに、今年の被打率.254は非常に心配。
とにかくストレートが打たれている。
投球の半分以上を占めているが、被打率は.327

ウイニングショットであるフォークは.175、空振り率も13.55%と衰えていないだけに、一度ゆっくり休んでまっすぐを磨き直してほしい。
上原みたいにカウントをとれるフォーク(スプリット)と使い分けられれば最高なんだけれど、決め球の落差も小さくなりそうで怖いか。

責任の大きいイニングを担っているだけに、つい文句を言ってしまうが、代表経験もある今年26歳の若いリリーバー。
もう一度巻き返して「8回の男」になってくれることを祈って、3.5点とします。

54 藤嶋 健人(3点)

防御率登板投球回勝利敗戦
3.256052.214
ホールドHPセーブ与四球与死球
23241160
奪三振奪三振率打者被安打被本塁打
345.81221483
被打率失点自責点K/BBWHIP
.25021192.131.22

2024年成績:50登板 49回 防御率2.20 3勝3敗14H 46奪三振 K/BB2.71 WHIP0.94

チームトップの60登板となった選手会長。
代替選手ながら、自身初となるオールスター出場を果たした。

成績としては、一軍に定着した2021年以降でワーストと言っても良い。
特にWHIPは4年連続で1.00を切っていたが、今年は1.22
与四球は変わらないが被打率が2割前後から.250と跳ね上がっており、「単純に打たれる」シーズンだった。

球種で見ると、半分を占めるストレートは被打率.195と優秀。
次に多いスプリットも、.233とそこまで悪くない。
一方で、投球の10%ずつくらいである、ナックルカーブが.474スライダーが.385とかわすためのボールを痛打されている。
出どころが見づらいストレートで抑えているのだから、緩い球だと逆に待てちゃうのかもな。

また、気になるのが奪三振率の低下。
「速いボールはないのに意外と三振を奪える」のが藤嶋の長所だったのだが、こちらもワーストの5.81
打たせてとるのは難しいから、三振をとりにいこう。

ライデルの退団、松山の離脱など、藤嶋自身が終盤の大事なイニングを任されることが増えたのも、成績悪化の一因ではあるはず。
いわゆる「雑に使った方が抑える」ピッチャーなので、ビハインドやイニング跨ぎに回ってもらえるようなリリーフ陣になってほしいが、60登板に敬意を表して3点

59 齋藤 綱記(3点)

防御率登板投球回勝利敗戦
1.64423340
ホールドHPセーブ与四球与死球
19230164
奪三振奪三振率打者被安打被本塁打
297.91136221
被打率失点自責点K/BBWHIP
.198661.811.15

2024年成績:56登板 47.1回 防御率2.09 4勝3敗19H 44奪三振 K/BB2.44 WHIP1.33

個人的に過小評価されていると思う投手。
トレードでの入団以降は、防御率0.73→2.09→1.64と安定している。
ドラゴンズに来て、人生が好転したと言えるでしょう。

今年は被打率が.198と抑えている。
投球の半分を占めるスライダーは、被打率.172、空振り率22.96%と効果的。
WHIPも昨年より向上した。

相手の右左も関係なく抑えている。
なぜか「ピンチになったら」「イニングの途中から」の登板やワンポイントが多い印象だが、1イニング任せても良いんじゃないのかな。
ほかに左の中継ぎで頼れる存在がいないので、温存せざるを得ない…というのはあるのでしょうね。

今季は、やはり5月の巨人戦で、吉川相手に勝ち越し3ランを打たれたシーンがどうしても印象に残っている。
そこで歯車が狂わなければ、もう少し重宝されたのかもしれないな。
点数としては3点で。

もうすこしがんばりましょう

91 ウンベルト・メヒア(2.5点)

防御率登板投球回勝利敗戦
3.352545.222
ホールドHPセーブ与四球与死球
12120140
奪三振奪三振率打者被安打被本塁打
285.52180356
被打率失点自責点K/BBWHIP
.22017172.001.07

2024年成績:15登板(15先発) 75.2回 防御率4.88 3勝8敗 51奪三振 K/BB2.13 WHIP1.28

リリーフ適性が判明した3年目の助っ人右腕。
昨年はとにかく打ち込まれ、今季も春先の3先発でまったく結果を残せず。
7月終わりにリリーフとして上がってくると、以降は主に8回を任されるようになり、転向後は防御率1点台の活躍。

割と色々な球種を使っているが、カットボールが被打率.271
また、チェンジアップが.364スライダーが.333と、たまに使う変化球が機能していないか。
一方でストレートは.182ナックルカーブが.097と優秀。
リリーフ転向がハマったのは、いろんな変化球でかわす必要がなくなり、得意な2球種で押せているからなのだろうか。

今年残留となった時点でかなり疑問はあったので、来年はどうなるのか。
NPBには慣れているし、今の年俸のまま後ろ専門でやってくれるなら、今のチーム状況的にはナシではないと思いますけどね。
ただ、やはり頼れるというイメージがない投手なので、どちらになっても文句は言わないかなというくらい。
いなかったら松山のタイトルも厳しかっただろうから、ちょっとボーナスで2.5点

13 橋本 侑樹(2点)

防御率登板投球回勝利敗戦
3.38424023
ホールドHPセーブ与四球与死球
12140121
奪三振奪三振率打者被安打被本塁打
409.00167383
被打率失点自責点K/BBWHIP
.25016153.331.25

2024年成績:47登板 52回 防御率1.73 3勝1敗5H 54奪三振 K/BB2.45 WHIP1.31

昨年ついに開花した、岩瀬の背番号を受け継ぐ2019年ドラフト2位左腕。
しかし、今年はAクラス争いから離脱する、直接的な原因となってしまった。

シーズン前半は、防御率0点台と好投を続けていたが、月間12登板となった7月から少しずつ打たれ始めるように。
8月はワンポイントの試合を1つ挟んで3戦続けて敗戦投手
間を空けて9月に再度1軍登板をした試合も、1アウトしかとれないまま4失点を喫した。

奪三振能力が高いのは変わっていないが、要所を締められなくなっている
与四球は昨年のが多く、被打率も実はそこまで変わらないのだが、ピンチで踏ん張りきれない。
ここ2年ゼロだった被本塁打も、一気に3本と増えている。

原因はなんといってもストレートが通用していないところ。
被打率.385、空振り率4.17%と、150キロ近くは出ているのに捉えられてしまっている。
伝家の宝刀であるスライダーは被打率.117と不調な今季でも打たれていないため、効果的にまっすぐを使えるようになれば。
カウント別で見たときに、ボール先行の若いカウントがまっすぐに偏っているので、怖がらずにスライダーを投げ切ってほしい。

対右打者の被打率.325左が.167と、このままでは左のワンポイントに戻ってしまう。
クローザーとまではいかなくとも、7回を任せられるような投手になると思っていたので、来年を勝負の年にしてほしいな。
点数は2点

52 ジュニオル・マルテ(2点)

防御率登板投球回勝利敗戦
1.953532.114
ホールドHPセーブ与四球与死球
14152114
奪三振奪三振率打者被安打被本塁打
256.96131212
被打率失点自責点K/BBWHIP
.1891072.270.99

2024年成績新・助っ人

防御率1点台、WHIP0.99、被打率.189のリリーバーが評価されないの?
と数字だけ見れば思ってしまうが、おそらくドラゴンズファンなら揃って言うだろう。
『マルテってそんなに抑えてなくない?』

当初は7回か8回を任せるプランだったのだろうが、どうにも印象が良くない。
決め球のスライダーは被打率.095、空振り率も20.19%と優秀なのだが、奪三振率は低い。

与四球が多いわけでも、被安打が多いわけでもないのだが、なぜか好印象を持てないし、現に4敗している。
防御率6.75の巨人戦を除けばかなり数字は良いので、ここでイメージが悪くなっているのかな。
あとは阪神戦の延長10回押し出し死球か。(あれは満塁にした橋本が悪い)

残留してほしいという声は、マラーよりも聞かない。
おそらく来年はいないでしょうね。
足を大きく引っ張ったわけではないので、2点にしておきましょう。

46 梅野 雄吾(1.5点)

防御率登板投球回勝利敗戦
4.052626.221
ホールドHPセーブ与四球与死球
240142
奪三振奪三振率打者被安打被本塁打
258.44114202
被打率失点自責点K/BBWHIP
.21512121.791.28

2024年成績:18登板 21.2回 防御率4.15 1勝0敗2H 12奪三振 K/BB2.00 WHIP1.48

現役ドラフトで入団してから2年目。
成績的には昨年とほぼ変わらず、防御率は4点台。
ヤクルト時代よりも成績落ちてるなぁ。

ストレートもフォークもそれぞれ被打率.250、.278とまずまず打たれている。
ただカーブやカットボールは機能しているし、奪三振率は良い頃に少し近づいているので、もう一花咲かせる可能性はありそうに思える。

26歳にして、すでに一軍で260試合を投げているくらい、見ていて安心感がないのは気になる。
コントロールとメンタルが課題だが、今季終盤は四球数も減っていたので、やっぱりちょっと来年は面白い存在かも。

今季の成績としてはさすがに高くつけられないので、1.5点
同じ年に現役ドラフトで放出した鈴木博志が、ちょっとオリックスでも厳しそうだけれど、少なくともそれを上回る活躍をしてほしいな。

41 勝野 昌慶(1点)

防御率登板投球回勝利敗戦
5.00252744
ホールドHPセーブ与四球与死球
590111
奪三振奪三振率打者被安打被本塁打
3411.33117272
被打率失点自責点K/BBWHIP
.26716153.091.41

2024年成績:39登板 41回 防御率3.51 1勝1敗7H 33奪三振 K/BB2.36 WHIP1.41

2023年のリリーフ転向がハマり、息を吹き返した160キロ(疑惑)右腕
個人的には、こんなものではないと思っているのですが…

奪三振率11.33は例年よりもかなり優秀、四死球もべらぼうに多いわけではないが、なぜ防御率が5点なのか。
結論として、普通に打たれている
被打率は.267、昨年も.288と、三振をとれるボールがあるはずなのに、打者からするとカモられてしまっているのだ。

ストレートの被打率が.320と、球速の割に通用していない。
フォークも空振り率は20%を超えているのに、被打率は.286と、落ち切らずに痛打されていることが数字からでもわかってしまう。
スライダーは空振りも奪えていて、優秀な数字を残している。
再度輝くには、球速を追い求めるのではなく、ツーシーム系というか「汚いまっすぐ」になるよう握りを変えてみても面白いんじゃなかろうか。

5月は非常に状態が良く、完璧なリリーフを見せていたので、このまま勝野-清水-松山の勝ちパターンになると期待していた。
勝野の能力があって、こんな成績になってしまうのはさすがに意味がわからないので、あえて今年は1点とさせてもらいます。
まっすぐをなんとかしてきてください。

そのほかの投手

33 祖父江 大輔

2025年成績:19登板 17.2回 防御率4.58 0勝0敗1H 4奪三振 K/BB0.67 WHIP1.98
2024年成績28登板 28.1回 防御率2.86 0勝0敗4H 15奪三振 K/BB2.50 WHIP1.13

愛知県一筋、2020年には最優秀中継ぎに輝いた38歳。
今季はどの球種もまんべんなく打たれてしまっており、自己ワーストの成績で引退を決意した。

まず26歳でドラフト指名を受けてから、12年間で510試合登板は本当に立派。
その中でタイトルを獲得しているのも、祖父江という頼れるリリーフがいたことを忘れない勲章だ。

個人的に思い出すのは、これも2020年の代打三ツ間事件。
与田様の歴史的采配によりベンチ入り野手がいなくなり、代打に投手を送るしかなくなった場面だが、せめてあそこで祖父江を代打に送ってほしかったと今でも思っている。
ファン感謝祭でガッツこと小笠原道大のフォームを真似しながら鋭い打球を放っていたり、実際にヒットを打ったことがあったり、そもそも高校時代は内野手であったり…
祖父江が左打席に立ったら、相手投手もちょっと嫌だったんじゃないかなぁ。
ただ、タイトルホルダーよりも「代打祖父江事件」として思い出されるのももったいないので、良かったのかもしれないですけどね。

今までお疲れさまでした、という意味でもちろん5点
引退スピーチで「アドリブで話す」と宣言してましたが、本当に何も考えていなかったであろう選手は初めて見ました。
東海ローカルのバラエティ感覚で話すんかい。

34 福 敬登

2025年成績:17登板 16.2回 防御率0.54 0勝1敗4H 11奪三振 K/BB1.10 WHIP1.32
2024年成績13登板 11.2回 防御率1.54 0勝0敗0H 7奪三振 K/BB0.88 WHIP1.03

下手なことを言って、福様から訴えられたくないので5点です。
防御率0点台なんて嘘だろ?と思うくらい、信用はしていません。

はい、次!

70 近藤 廉

2025年成績:16登板 16.1回 防御率2.20 0勝0敗1H 17奪三振 K/BB1.31 WHIP1.35
2024年成績一軍登板ナシ

2023年、俗に言う「1イニング62球晒し投げ事件」で有名になってしまったサウスポー。
防御率72.00とかいう見たことない数字を残し、育成落ちを経験したが今春から支配下に返り咲き、シーズン終盤は頭角を現した。

やや変則左腕(投げ方ではなく)の部分もあるが、右左関係なく抑えられているのは良い。
基本ストレートとスライダーの2つが軸だが、いずれも被打率は.160ほどと充分に通用している。

16.1回を投げて13四球と、もう少し強気に攻めていけるようにはなってほしいが、それ以上に17三振を奪う決め球があるのは大きい。
齋藤・橋本・近藤のうち、2人は左のリリーフとして安定してくれるとチームも助かるのだが。
飛躍に期待して3点

32 伊藤 茉央

2025年成績:12登板 11.1回 防御率0.79 1勝0敗0H 5奪三振 K/BB1.00 WHIP1.24
2024年成績(楽天):6登板 5.2回 防御率7.94 0勝0敗1H 6奪三振 K/BB1.00 WHIP1.94

現役ドラフトで楽天から加入した右のサイドスロー。
田島・又吉や古くは鈴木義など、最近はいなかったタイプなのでハマってくれるとありがたい。(博志も一時期やっていたが)

球種別に見ると、ストレート・スライダー・シンカーと投球の大部分を占める3球種は、あまり打たれていない。
たまに放るカーブは被打率10割とあまりアクセントになっていないようなので、スライダーとシンカーで素直に攻めた方が良さそう。

四球を減らすことができれば、割と1軍に定着するのは難しくないように思える。
出番が多くなかったが、まだ今年で25歳と若いこともあり、期待値込めて3点
現役ドラフト、なんだかんだ3年連続でプラスにはなってますね。

30 根尾 昂

2025年成績:4登板 5.2回 防御率7.94 0勝0敗0H 5奪三振 K/BB2.50 WHIP1.94
2024年成績3登板 7.2回 防御率9.39 0勝1敗0H 7奪三振 K/BB1.00 WHIP2.22

4球団競合ドラフト1位ショートが、どうしてこうなったのだろう。
同じ立場の小園が首位打者をとろうとしている。
根尾の方が出遅れるだろうとは思っていたけれど、まさか中継ぎでクビを涼しい状況になっているとは思っていなかった。

ファームでの防御率は2.68とまずまずだが、1軍の舞台ではストレートが通用していない。
2023年は先発2試合で割と好投しており、昨年もファームでは先発で好投していたが、ショートイニングの適性は果たしてあるのか?
高校の舞台ではいざ知らず、プロで力押ししようとしたらそれこそ勝野のような馬力が必要だと思うので、先発としてかわすピッチングスタイルを磨かせた方が、まだモノになる可能性はあるように感じてしまう。

現役ドラフトなんて声もささやかれているが、少なくともあと1年はチーム内で勝負させる気がしている。
どちらでも正直厳しいとは思っているのですが、来季だけ先発で競争させてもらえませんかね。
点数は1.5点

36 福田 幸之介

2025年成績:1登板 1回 防御率0.00 0勝0敗0H 1奪三振 K/BB(0四球) WHIP0.00
2024年成績一軍登板ナシ

中日ドラゴンズの、数少ない「期待の若手」。
先発として期待しているが、今年はファームでも19登板で30.1回と、短いイニングの登板が多かったため、中継ぎ編に。

ウエスタンでは防御率2.67とまずまずの数字だが、イニング数とほぼ変わらない28四球を出している制球力はまだ改善の余地がある。
9/30の巨人戦で1軍デビューを果たしたが、下位打線を相手に1回パーフェクト。
ストレートは147~151キロと高い水準で安定しており、来季の飛躍を期待させる内容だった。

高卒の下位指名(4位)投手がローテ入りしている記憶がほぼない。
一番記憶に新しいのでも、2015年に10勝した若松駿太(7位)くらいか。
山本拓実(6位)も、一応2019~2020年には先発もしてたかな。

とにかく、非常に楽しみな存在で、貴重な左の先発として金丸と一緒にチームを引っ張ってくれると思っている。
期待しているけれど、焦らないでねの2.5点

まとめ「2025年 先発投手 通信簿」

【5点】
松山 晋也・(祖父江 大輔)・(福 敬登)

【3.5点】
清水 達也

【3点】
藤嶋 健人・齋藤 綱記・(近藤 廉)・(伊藤 茉央)

【2.5点】
メヒア・(福田 幸之介)

【2点】
橋本 侑樹・ジュニオル・マルテ

【1.5点】
梅野 雄吾・(根尾 昂)

【1点】
勝野 昌慶

という通信簿になりました。
改めてですが、完全に主観なのでご容赦ください。

来年の中継ぎ陣容予想

今季の傾向から、8~9名のリリーフがベンチに入る想定。
【右】松山・清水・藤嶋・伊藤・外国人(メヒアor新外国人)
【左】齋藤・橋本・近藤

【勝利の方程式】清水→外国人or齋藤→松山

まず9回の松山は確定。
清水は8回よりも、昨年までの7回に戻した方が本人も安定しそう。
ストレートとフォークの正統派な右のリリーフ(大体そうだが)が2枚続くのも、あまりプラスではないように感じる。

8回はメヒアが残留するならそのままシーズン序盤は試して良いだろうし、新しい助っ人を獲ってくるのであれば、ここにはめる想定で。
無理なら信頼度的に齋藤が良い。
ただ、だれかがピンチを背負ったときに送りたい投手でもあるため、橋本が立ち直ってくれるならそちらを1イニング想定の方が役割としては正しいとも思う。

藤嶋は、今年のメンツであれば仕方がなかったが、終盤の1イニングを任せたい投手ではない。
やはり先発が早めに降りたときの5・6回とか、僅差のビハインド時とか、その辺りで結果を残してもらえると。
そのためには松山以外の勝ちパターン2人がどれくらい安定するかだな。

右と左で1枚は変則タイプを入れたいので、伊藤近藤を。
特に伊藤は来季結構期待できるんじゃないかと思ってます。

中継ぎの顔ぶれが年間通して変わらないことはまずないので、勝野梅野は厳しいときに力になってほしい。
勝野は調子良いときは普通に8回担えるだけの力があると思うので、オープン戦が良かったら調子落とすまで上で使い続けるのはアリ。

ドラフトだと、中継ぎを想定して上位で獲ることはないので、予想が難しいですね。
それこそ祖父江(5位)みたいな社会人を下位でおさえるか、松山(育成1位)みたいに能力はありそうだけれどリーグレベルが不安な選手を狙うか。

すぐにでも後ろで使えそうなのは、東北福祉大の堀越 啓太って言われてますよね。
最速157キロで、体格もずっしりしている。
全然同じではないけれど、中継ぎ想定でドラ1って鈴木 博志のことを思い出してしまうので、どうにも良い印象ないなぁ。

とにかく今季の戦いを見るに、投手陣の整備は急務なので、昨年良い高卒投手2枚を獲れたことだし、オリックスみたいに下位で大社の投手狙ってほしいかな。
2023年にその戦略が大失敗しているけれど、昨年に続く大満足ドラフトをよろしくお願いします。

おわりでーす

   


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